酒井 紀子 Noriko Sakai
経歴
- 2005年(平成17年)
- 神戸大学大学院法学研究科博士課程後期
- 課程経済関係法専攻修了学位取得[博士(法学)]
- 1996年(平成8年)
- 弁護士登録(大阪弁護士会)(修習48期)
- 2001年(平成13年)
- 公正取引委員会事務総局(審査専門官)
- 2007年(平成19年)
- 同(審判官)
- 2018年(平成30年)
- 同(訟務研究官)
- 2021年(令和3年)
- 堂島法律事務所東京事務所に入所
- 2008年(平成20年)
- 関西学院大学大学院司法研究科(法科大学院講師)
主な取扱分野
独占禁止法・経済法・景品表示法・下請法
所属学会
日本経済法学会
主な案件
不当な取引制限(価格カルテル、入札談合など)、排除型私的独占、不公正な取引方法(再販売価格維持、拘束条件付取引、優越的地位の濫用など)について、審判手続における審査官・審判官、意見聴取手続における意見聴取官として担当
主な著作
- 『違反行為の終了時期[モディファイヤー事件]』(川濱昇・武田邦宣・和久井理子編 経済法判例・審決百選[第3版]32別冊ジュリストNo.268有斐閣)
- 『優越的地位の濫用の法理と実務 ガイドライン、審決・判決、実態調査からみる独占禁止法適用の可能性』(単著)(民事法研究会 2022年)
- 『優越的地位の濫用をめぐる状況について』(公正取引2024年3月号№881 31頁 公正取引協会)
- 『優越的地位の濫用の法理と実務 ガイドライン、審決・判決、実態調査からみる独占禁止法適用の可能性』(単著)(民事法研究会 2022年)
- 『知的財産権と独占禁止法』(単著)(知財ぷりずむ令和4年3月号(№234)経済産業調査会)
- 「独占禁止法2条9項5号の射程範囲-支配的地位の濫用とプラットフォームを中心に-」
関西法律特許事務所開設55周年記念論文集『民事特別法の諸問題第六巻』(第一法規 2020年)(執筆参加)
- 『独占禁止法入門』(単著)(民事法研究会 2016年)
- 「独占禁止法の事業者としての会社」
編集代表田邊光政「今中利昭先生傘寿記念『会社法・倒産法の現代的展開』」(第一法規 2015年)(執筆参加)
- 「独占禁止法第2条9項『公正競争阻害性』と要件事実」
首都大学東京法学会雑誌第54巻第1号(酒井享平教授退職記念号 2013年)
- 「独占禁止法の要件事実再考」
川濱昇・泉水文雄・土佐和生・泉克幸・池田千鶴編「根岸哲先生古稀祝賀『競争法の理論と課題 – 独占禁止法・知的財産法の最前線』」(有斐閣 2013年)(執筆参加)
- 「『一定の取引分野における競争を実質的に制限する』と要件事実」
伊藤眞・松尾眞・山本克己・中川丈久・白石忠志編「石川正先生古稀記念論文集『経済社会と法の役割』」(商事法務 2013年)(執筆参加)
- 「会社分割の理論・実務と書式〔第6版〕」(特別法の取扱いについて担当)
(民事法研究会 2013年)(執筆参加)
- 「詳解新会社法の理論と実務〔第2版〕」(共著)(組織変更について担当)
(民事法研究会 2009年)
- 「スペインの電気通信事業者Telefónicaによるマージン・スクイーズと支配的地位の濫用」2007年4月7日委員会決定 Case COMP/38.784-Wanadoo España vs. Telefónica
(公正取引698号 2008年)
- 「独占禁止法の審査・審判手続における経験則」(共著)(競争政策センター 2008年)
- 『独占禁止法の審判手続と主張立証』(単著)(民事法研究会 2007年)
- 「独占禁止法3条後段の主張立証にかかる試論-価格カルテルと入札談合の要件事実と主張立証」(判例タイムズ1199号 2006年)
- 「独占禁止法審判事件における手続と主張立証について」(博士論文 2005年)
- 「マイクロソフト事件における反トラスト法上の諸論点について」(修士論文 2000年)
ひとこと
1996年(平成8年)に弁護士登録し、大阪で業務を行った後、2001年(平成13年)に公正取引委員会に弁護士任官しました。同委員会では、審査官、審判官、意見聴取官として独占禁止法の審判手続等に携わってきました。また、訟務研究官として研究業務も行ってきました。2021年(令和3年)、同委員会を退職し、再登録し当事務所に入所しました。
独占禁止法、経済法等に関して、これまでの経験を活かし、また、新しい知識等を得ることで、お役に立ちたいと思っています。20年ぶりの弁護士実務であり、新たな気持ちで取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。